アジア・ビデオアート・コンファランス
開催日時:12月20日(土)17:30~

アジア4都市より招聘された、ジャカルタ・香港・ソウル・シンガポールの新進作家たちが、アジアのビデオアートそして広く現代のアート状況を日本のビデオアーティストとともに話し合います。


参加作家たちはEメールを通じて、事前にアジアと其所で作られるビデオアートについて話し合い、コンファランス当日にむけ、それぞれの作家の芸術活動における問題意識を共有します。そして当日は全参加作家がコンファランスの進行役として、アジア映像の問題をディスカッションします。コンファランスは英語で行なわれますが、会場へ向けた日本語での橋渡が随時行なわれる予定です。

 

参加予定アーティスト
アデ・ダルマワン(インドネシア)
ジャカルタに拠点を置く作家運営空間、ルアングルッパの創設メンバー。国内での活動はもとより、アルゼンチン、オランダなどで国際的な活動を続けている。本年7月には「OK.ビデオフェスティバル」をジャカルタでプロデュースしている。

ジャムセン・ロウ(香港)
世界的評価が高い香港在駐のビデオアーティスト。香港市立大学の「メディア芸術学科」で教鞭を執るかたわら、世界を縦横に活動。近年の香港ビデオアートシーンを語る上で欠くことのできない存在。

ジョン・ヨンソク & ジャン・ヒョジョン(韓国)
ソウルで活動する芸術団体ミックスライスは、ビデオに限らず様々な芸術媒体を駆使して芸術と作家と社会の関わりを追求する作品を共同制作する。今回はそのメンバーでもあり、個人作家であるジョン・ヨンソクとジャン・ヒョジョンが参加。

タン・カイ・シン(シンガポール)
シンガポールを代表する女性アーティストとして第一線で国際的に活躍している。その作品では文学、文章、言語、意味など、社会に内在する構造に目を向けるものが多い。現在、武蔵野美術大学に在籍し、日本での制作活動をおこなっている。

河合政之(日本)
1972年大阪生、東京在住。東京大学文学部美学芸術学科卒業。01年よりビデオアートセンター東京主宰として、ワークショップや国際映像展などのプロジェクトを多数企画。雑誌発行、執筆活動も行なう。またビデオアーティストとして世界10ヶ国以上の映像祭や企画展などにて作品発表、受賞多数。創作活動を通じてメディアの仕組みを暴露しながら、そのメディアに支配されている情報消費社会の批判を行なう。

小林泰賢(日本)
1967年東京生まれ。明治大学文学部卒業。1996年よりアーティストとして8ミリフィルムで作品を作り始める。ビデオアートセンター東京の創立メンバーであり、今回のAVICONではプログラム・ディレクターを務める。また、8ミリプロジェクターやビデオ機器を楽器として使用した実験音楽の演奏家でもある。

中村明子(日本)
under construction.

服部勝孝(日本)
1973年東京都生まれ。1991年からビデオを使用した表現活動を開始、後渡米。 サン・フランシスコ・アート・インスティテュート (カリフォルニア・アメリカ合衆国)で芸術家ダグ・ホール教授に師事。 1998年 帰国。 art Lab. GOLDENSHIT主宰。VIDEOART CENTERT Tokyo 理事。