AVICON 2003 特別プログラムへご招待!
アジアビデオアートの今を映し出すアジア・ビデオアート・コンファランス2003。その特別イベントとして下町情緒あふれる大塚のアートスペースout-loungeを舞台に、注目の若手アーティストたちにフォーカスをあてたプログラムを、悠とした流れで鑑賞ください。パフォーマンスや作品上映後のトーク、そして作家を交えた交歓会。アジアの映像にもっともっと親しみを持てる2日間だけの格別なイベントです。
チケット
1日券 1,200円(1ドリンク付き)
当日会場でアビコン 2003全会期フリーパス4,000円も発売します。こちらの券で御覧頂くと断然お得です。

主催:ビデオアートセンター東京
協力:有限会社ハウスケア、株式会社キヤノン
協力:テレピデミク!、プラスティック・キネティック・ワームス、ルアンルッパ、オルタナティブアートスペース・プール、ミックスライス、アウトラウンジ、ポーラミュージアムアネックス、ポーラ美術館、財団法人ポーラ美術振興財団

会場:
out-lounge [アウトラウンジ]
東京都豊島区南大塚3-39-9高津ビル5F
http://www.tcn-catv.ne.jp/~aka/
03-3987-0087

お問い合わせ:
ビデオアートセンター東京
160-0004 東京都新宿区四谷3-12 サワノボリビル9F
03-3356-6946 TEL / FAX
http://www.vctokyo.org/

 

スケジュール
  12/13(土) 12/14(日)
15:00   15:00
アンソン・マク「見えない身体」
16:00 16:00
タン・カイ・シン プログラム
16:30
Mixrice特集

17:00
17:30
O.K. ビデオアート・フェスティバル特集
18:00 18:00
ジャムセン・ロウ特集
19:00 19:00
アビコン・オープニング・パーティー
19:30
テレピデミク・イントロダクション
 

 

プログラム
12月13日(土)
タン・カイ・シン プログラム (16:00-)
シンガポールのアーティスト、タン・カイ・シンは、シンガポール、ロンドン、シカゴでアートを学び、社会や言語に内在する、ずれや欠陥を捉え作品にしています。彼女が紡ぎ出す韻文とごろ合わせの連鎖は、間の抜けた観客を不理解の深淵に陥れ、そこから究極の映像鑑賞へと導きます。無邪気かつ愛嬌のある人となりとは裏腹に、その作品は観るものに挑戦的かつ冷評的。現在、武蔵野美術大学に在籍して創作活動を続ける彼女が、ビデオアートセンター東京のアーティストとパフォーマンスによるコラボレーションを行います。
 
 
 
O.K. ビデオアート・フェスティバル特集 (17:30-)
今年7月、ジャカルタでは初めてとなる国際的なビデオアート展覧会O.K.ビデオ・フェスティバルが、20か国を超える国々のビデオアーティストが参加して盛大に開催されました。このプログラムでは、そのフェスティバルで紹介された作品の中から特にインドネシア作品をえりすぐり上映します。

上映作品の選考は、この展覧会を組織したジャカルタのオルタナティブ・アート・スペース「ルアンルッパ」の創立メンバーであり、自身もアーティストであるアデ・ダルマワンが担当。上映後のトークとあわせてインドネシア・ジャカルタでのビデオアート状況を解き明かします。
 

 

 

12月14日(日)
アンソン・マク「見えない身体」 (15:00-)
昨年 Videoart Channel で上映され好評だった「見えない身体」を再上映します。香港で活躍するアンソン・マク。香港市立大学で教員を務めながら、制作活動をしています。「見えない身体」は自分がすごしてきた街とその変化、都市で暮らすことの精神的な苦痛などを内面的な問題だけでなく、都市の問題として捉えたセンシティブかつ、知的な作品です。

上映予定作品
「見えない身体」2001 / DV / 60 min
 
 
 
Mixrice特集 (16:30-)

ドキュメンタリー、デザインやアニメーション、社会問題を扱ったコンセプチュアル・アートなど様々な領域で活躍するアーティストたちによって組織されている韓国のアートグループ Mixrice は、急速に再編成されつつある現代社会環境への取組み方を芸術的側面から模索しています。
[Mixrice 特集]では、韓国の不法労働者との共同制作を通してアジア的社会問題へアプローチしたビデオ作品を、本上映CITYプログラムでは紹介されない章も含めた全編版で上映。また上映後 Mixrice メンバーのジャン・ヒョジョンがグループの活動を紹介します。

上映予定作品
「強い意志」(2003' 12分13秒) Strong will
「ソウルにて」(2002' 6分27秒) In Seoul Korea
「帰国の前に」(2002' 11分9秒) Before going back
 

 
 
ジャムセン・ロウ特集 (18:00-)

香港の若手ビデオアーティストとして注目の、ジャムセン・ロウ。ビデオインスタレーション、パフォーマンス、シングルチャンネルと精力的な制作活動続け、その作品は Video Ground Zero(カナダ), Transmediale. 03(ドイツ)、Videobrasil International Electronic Art Festival(ブラジル)など世界各国の展覧会で紹介されています。今回はジャムセン本人のセレクションで代表作品を上映。その後のトークで注釈をくわえます。

上映予定作品
Star to star (2003/PAL/Col/7'28")
Digesting Patience (2000/PAL/Col/8'24")
I think therefore I am confused (1998/PAL/Col/14'27")
Getting Used to Run (1997/PAL/Col/9'22")
 

 
 
テレピデミク・イントロダクション (19:30-)

テレピデミク! は2002年より各国の若手ビデオアーティストによって組織されたムーヴメントです。昨年神戸で行われた「テレピデミク!」フェスティバルを皮切りに、今年はジャカルタ、ベルリン、ジュネーヴ、東京、香港、パリでの巡回展示を行っています。ムーヴメントは彼らの趣旨と行動に賛同するすべてのビデオアーティストの参加に開かれており、今後も活動を続けてゆきます。詳細はhttp://www.telepidemic.org/にて。